ふるさと納税

ふるさと納税について調べるのが今のミッション。

制度の問題点についてまとめる作業をしているのだが、僕はふるさと納税について、何を思うのだろうか。

賛成か反対か?いまの時点では判断できない。
どうすればいいか分からない。
関心が持てないのだろうか?
地方創生というテーマはもっとも関心のある分野ではなかったか…
ここで思考停止。言葉が出てこない。

着眼点が見えない。切り口が見えない。

僕はきれいごとが好きだ。
理想論が好きだ。
だから潔く返礼品をやめて純粋な寄付に近づける改正がいいとも思う。
寄付金の目的を明確化して成功報酬にするクラウドファンディング型に、好感を持つ。
返礼品にしても新たな特産品を掘り起こして、
販路を開拓する努力は応援したくなる。

それによって東京の住民税が減ってしまうことは残念だと思う。
失われた数十億円があれば保育園ができるらしい。

でもふるさと納税の損失がここまで大きくならなかったら保育園ができていたのだろうか?

それって住民の要望の届けかた次第では?
とふと思った。
お金があろうとなかろうと、住民としてアクションを起こさずに保育園を作るモチベーションを自治体に与えられるのかな?

ふるさと納税は、使われ方の指定や、その結果が、納税者としては気になるものだと思う。

寄付文化の醸成って言葉は難しいけど、現状のままよりは、よっぽど地域に関心を持てる。

もし僕がやるなら、自分の地元の笠間か奥さんの地元の野田か。
控除があるから寄付のハードルを低くする意味は大いにある。
なんだ、僕は賛成派だったんだ。
そういえばいま住んでいる戸田への寄付にだって興味が出てきた。
自分と関わりある地域に貢献したい気持ちは猛烈に持っている。
周りはどうなんだろう?
得をすることが1番なのかな?
貢献してるってそりゃ聞かれたら言うだろうけど、うわべだけなの?
そもそも良心は必要なくない?
寄付金が集まれば、素直にその地域の自信に繋がると思う。

反対論であるのは、そのときの需要に頼って調子にのって工場作って、そのあと特需が去って、借金を抱えるとか。それは可能性の話であって、そんな安易なことをする人なんているのかな。

豊かな地方都市ほどお金を集めて、貧しい都市との格差が広がるっていうけど、それで一体なにが起きるの?交付金で補てんされるんだから、変わらないんじゃないの。

結局のところ全体の税負担を増やすだけだというけど、みんなのお金の使い方を変えることにこれだけつながったふるさと納税には、世の中に対するインパクトが大きい気がする。

消費税を上げるっていったら、みんな反対する。
税金が何に使われているか実感がないから。
自分のお金が何に使われているかっていう意識を広めるために、いろいろなことに目をつむってもいいと思った。